出版社Bazillion Pointsのイアンより


"ブルース・パヴィットは独立したインディペンデント思考の魔術師であり、それは今、私たちにとってかつてないほど必要とされているものだ"

サブ・ポップ・レコードは、サウンドガーデン、マッドハニー、ニルヴァーナといった地元のバンドレコードを出さなければという使命のもと、シアトルで小さなレーベルとして設立された。彼ら最初のレコードが落とされる頃には、共同創設者のブルース・パヴィットは、すでに10年近くも地域密着型のインディペンデント・ネットワークの重要性を説き続けていた。彼に見えていたのはメタル、インディー、パンク、ヒップホップなど、多くのジャンルにまたがる音楽シーンが、大企業の支配者たちの決定を待つことなく、草の根から自らの力を築き上げるという風景だった。『SUB POP USA』は彼のそう言ったビジョンを映し出したレーベルの前身となったジンを含む当時の熱い文章を収録し、EXPERIENCING NIRVANA』は、1989年のニルヴァーナの初ヨーロッパツアーにおいて、彼がその思想を実践に移す姿を描いている。これらの書籍は、アルゴリズムを打ち破った思慮深いDIYの反逆精神を今に伝え、プレッシャーに満ちた現代社会において、いかにして枠を飛び出し、非順応性を称えるべきかを今もなお教えてくれる。